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桜樹館(おうじゅかん)で和蝋燭(わろうそく)のイベント

このタイトルでは何のことかよくわからないと、首をかしげられるかも知れません。
まず和ろうそくとは、日本のハゼの実から作るろうそく。昔のあかりですが、長州藩の財政を支えた産業「防長の4白(よんぱく)」の一つでもありました。
さて、山口市在住の日本舞踊家・花柳寿寛さんは和ろうそくのゆらぎに魅せられ、近年それを使った創作舞踊に取り組み、瑠璃光寺などで上演を重ねて来ました。
 その寿寛さんが二番目のけいこ場であり、念願のろうそくのゆらぎを生かす場として、山口市仁保丸山に桜樹館を建てたのは昨秋のことです。
今回はここで創作舞踊と手造り和ろうそくの職人・大西明弘さんのろうそく造りの実演、お話を組み合わせたイベントを開きます。
今少し桜樹館について説明しましょう。木造平屋建て、約123平方メートルのこじんまりしたけいこ場ですが、名前の由来は桜に囲まれた台地に建てたからだそうです。
天井が高く、木の香りに包まれた建物に入ると、圧倒されるのは舞台正面に据えた樹齢2000年の樫(かし)の立木でん中は空洞。この館の主人公です。
驚くのはそればかりではありません。天井は杉、壁は檜(ひのき)、桁(けた)はなめら松や杉、柱は欅(けやき)、桜、楠(くす)。舞台でもある床は檜を中心に楠、欅など。正に木の館(やかた)です。電気の照明設備がないのは、自然光とろうそくを使いたい寿寛さんの不退転の決意を示したものでしょう。
伝統にとどまらず、新しい世界に挑戦する寿寛さんのイベントにエールを送ります。
おおすみ歴史美術館を持つ大隅企業グループは今回のイベントに協賛しています。これはメセナ―企業の芸術支援活動です。歴史の町―山口市。そこに伝統をふまえながら新しい世界にトライするアーティストたちがたくさん居ます。
今回のイベントはこうした芸術文化活動の一つであり、文字どおり山口に新しいあかりをともすものでしょう。

おおすみ歴史美術館・江戸康尹

「職人の世界」
日時 平成20年8月2日(土)17時開場 17時半開演
会場 桜樹館 (山口市仁保下郷丸山674)
席料 4,000円
主催 職人の世界実行委員会
協賛 大隅企業グループ
お問合わせ先 職人の世界実行委員会(花柳寿寛 内)
電話・FAX 083−922−1350
mail aaa@100fuku.net URL http://www.100fuku.net